「webライターにおすすめのクラウドソーシングサイトについて知りたい」とお悩みのWebライターは多いのではないでしょうか。
ここではクラウドソーシングサイトにおける案件の形態や、おすすめのクラウドソーシングサイトについてご紹介していきます!
この記事を最後まで読み終えていただけたら、自分に合ったクラウドソーシングサイトの選び方が分かり、Webライターの活動に活かすことができるでしょう。
クラウドソーシングサイトを利用してWebライターとして活躍したい方は、ぜひ参考にしてください!
クラウドソーシングサイトとは
クラウドソーシングサイトとは、仕事を発注したい企業・個人と、仕事を受注したい個人がマッチングできるインターネットサービスです。
総務省によると、2018年2月時点で業務委託契約で仕事をするフリーランスが全国で1,119万人いると推計しており、その中でもおよそ12%にあたる134万人がクラウドソーシングサイトを利用しているとしています。
クラウドソーシングサイトで取引される仕事のカテゴリーは幅広く、ライティングやWebサイトの製作、動画編集、Webデザインなどがあります。
クラウドソーシングサイトの大きな特徴は、「発注・受注の際に手数料がかかる代わりに、正しい手順を踏んだ契約を行うことで報酬の未払いを防げる」という点です。
また、クラウドソーシングサイトによって、ルールや案件数などが異なります。
そのため、実際にいくつか登録してみて、使いやすいものや希望に合った案件の多いものをメインに利用していくと良いでしょう。
クラウドソーシングサイトを利用する人のデータ
総務省によると、クラウドソーシングサイトを利用する人は年々増加傾向にあるとしています。
大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークスにおける会員数の推移は以下の通りです。
年月 | 利用者数 | 前年度比 |
---|---|---|
2012年9月末 | 0.6万人 | – |
2013年9月末 | 6.7万人 | +6.1万人 |
2014年9月末 | 22.5万人 | +15.8万人 |
2015年9月末 | 73.7万人 | +51.2万人 |
2016年9月末 | 104.8万人 | +31.1万人 |
2017年9月末 | 152.1万人 | +47.3万人 |
また、クラウドソーシングサイトの認知度に関する統計では、およそ62.2%の人が「クラウドソーシングサイトという言葉を聞いたことがある」と回答しています。
そこで、クラウドソーシングサイトの利用に関する意向の統計データを確認してみましょう。
「クラウドソーシングサイトで仕事をしたことがある」 | 4.7% |
---|---|
「内容は知っているが仕事をしたことはない」 | 25.3% |
「言葉を聞いたことがあるが、内容は知らない」 | 32.3% |
「言葉を聞いたことがない」 | 37.8% |
さらに、クラウドソーシングサイトのおおよその内容を知っていて、これまでに仕事を受けた経験のない人の32.7%が「仕事を受けてみたい」と回答しています。
これらのデータから、クラウドソーシングサイトの認知度・注目度は高まっており、今後も需要が拡大するサービスツールと言えるでしょう。
クラウドソーシングサイトにおける案件の形態
クラウドソーシングサイトにおける案件の形態は「タスク形式」「プロジェクト形式」「コンペ形式」の3種類です。
それぞれの特徴やメリット・デメリットについてお伝えしていくので、案件の受注に役立てましょう!
タスク形式
特徴 | クライアントが作業内容や納期、報酬といった条件を提示し、ワーカー側が受注を決められる |
---|---|
メリット | ・「案件を受注した」という実績を簡単に作れる ・条件を満たしていれば不採用になるリスクが少ない |
デメリット | ・単価が安い傾向にある ・多額の報酬を得たい人には不向き |
おすすめの人 | ・クラウドソーシングサイトでの実績を作りたい人 ・受注に関する一連の流れを体験してみたい人 ・「クライアントとのやり取りはハードルが高い」という人 |
タスク形式は、クライアント側が提示する条件を満たせば、ワーカー側が受注するかどうかを決められます。
クライアントとコミュニケーションをとる必要がないので、初めてクラウドソーシングサイトを利用する方にとって、ハードルが低いと言えるでしょう。
また、クラウドソーシングサイトでは実績ゼロのワーカーが案件に応募しても、採用率が極めて低いため、タスク形式の案件で実績を作る方が少なくありません。
ただし、1件あたり数十円~数百円の案件も多いため、効率よく副業で稼ぎたいなら不向きでしょう。
プロジェクト形式
特徴 | クライアントがワーカーを募集して、条件に合ったワーカーと契約して業務を進めていく |
---|---|
メリット | ・1件あたり1,000円以上の案件が多い ・継続契約になれば安定して案件を受注できる ・Webライターとしてのやりがいを感じられる |
デメリット | ・応募しても受注できるとは限らない ・クライアントとコミュニケーションが必要 ・ChatWorkやSlackなど外部の連絡ツールを使う場合がある |
おすすめの人 | ・Webライターとして活動していきたい人 ・副収入を得たい人 |
プロジェクト形式は、クラウドソーシングサイトの募集ページ欄に記載されている業務の内容や報酬、納期などを見たワーカーが応募する仕組みです。
クライアントが長期的に一緒に業務を進められるWebライターを探している場合、継続契約も狙えます。
タスク形式に比べて記事1本あたりの単価が高いので、副業で稼ぎたい方や、フリーランス独立を視野に入れている方にぴったりです!
しかし、応募した多くのワーカーの中から、クライアントが条件に合ったワーカーを選ぶので、必ずしも受注できるとは限りません。
クライアントとのコミュニケーションも必須となる上、必要に応じてChatWorkやSlackのアカウントを用意しましょう。
コンペ形式
特徴 | クライアントが提示した条件に対して、ワーカーが提案し、クライアントは気に入ったものを選んで契約に進む |
---|---|
メリット | ・1本あたりの単価の多い案件が多い |
デメリット | ・ライティングの案件は限りなく少ない ・応募しても採用されるとは限らない |
おすすめの人 | ・Webライティングよりもコピーライティングに興味がある人 |
コンペ形式は、クライアントの要望に添った作品を作成・提出し、採用されれば報酬が発生する仕組みです。
1本あたりの単価が高いものばかりなので応募者が多く、採用につながりにくいというデメリットが挙げられます。
また、ライティング分野ではキャッチコピーやタイトルなどの案件がメインであり、Webライティング業務は少ない傾向にあるでしょう。
また、継続契約につながりにくいので、SEOや特化ジャンルのWebライターとして活動していきたいのであれば、あえて応募する必要はないと言えます。
クラウドソーシングサイトを選ぶポイント
ここでは、クラウドソーシングサイトを選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。
クラウドソーシングを選ぶ決め手に悩んでいる方はチェックしてみましょう!
Webライティングの案件数が豊富
クラウドソーシングサイトによって、Webライティングの案件数は異なります。
特に、保有している資格の専門性を活かしたい方は、希望するジャンルの案件数も確認しておきましょう!
また、大手のクラウドソーシングサイトの場合、案件数が多い代わりにユーザー数も多いので、案件が受注しにくくなります。
案件数の多さが必ずしも受注に直結するわけではない点に注意しましょう!
文字単価・記事単価が高い
文字単価・記事単価の安い案件で稼ぐためには、大量に納品する必要があります。
同じようなレベルの案件であれば、より文字単価・記事単価が高い案件に応募する方が稼ぎやすいでしょう。
そのため、単価が相場よりも安すぎる案件が多いクラウドソーシングサイトより、単価の高いクラウドソーシングサイトを選ぶのがおすすめです!
もちろん、文字単価・記事単価が高いほど専門性が高かったり、望まれるスキルが多いので、必ずしも効率よく稼げるとは限りません。
システム手数料が安い
クラウドソーシングサイトのシステム手数料は、報酬に対して20%前後が一般的です。
ワーカーがシステム手数料を負担しない場合、クライアントが負担する仕組みになっています。
システム手数料はクラウドソーシングサイト側にとって、運営を維持する上で欠かせない収入源です。
適切なシステム手数料を支払うことで、運営事務局による手厚いフォロー体制が整っています。
しかし、システム手数料が高いほど手元に残る報酬が少なくなってしまうでしょう。
できるだけ報酬を多く手元に残すには、システム手数料が安いクラウドソーシングサイトがおすすめです!
仮払い制度がある
「仮払い制度」とは、納品前にクライアントが報酬をクラウドソーシングサイトに預けておく仕組みです。
納品後、クライアントによって検収されず、音信不通になったとしても、ワーカー側はクラウドソーシングサイトの事務局に連絡すれば、仮払いされた金額を受け取ることができます。
「クラウドソーシングサイトの手数料をもったいない」と考える方も多い反面、仮払い制度の安心感からクラウドソーシングサイトを利用する方も少なくありません。
仮払い制度がしっかり整っているクラウドソーシングサイトを選びましょう!
おすすめのクラウドソーシングサイト
「クラウドソーシングサイトはどうやって選べばいいの?」と悩んでいる方は少なくありません。
そこで、おすすめのクラウドソーシングサイトは以下の通りです。
クラウドソーシングサイト名 | おすすめ度 | おすすめポイント | ワーカーのメリット |
---|---|---|---|
クラウドワークス |
★★★★★ 4.8/5.0点 | 日本最大級のクラウドソーシングサイト | 不安な点や疑問点は事務局に相談できる |
エニィクルー |
★★★★☆ 4.6/5.0点 | リモート・在宅OKな案件を多数保有 | 初心者はエージェントの手厚いサポートが受けられる |
ココナラ |
★★★★☆ 4.5/5.0点 | スキルやサービスを売り出すことができる | ガイドラインが厳守されているので利用者のマナーが良い |
Bizseek |
★★★★☆ 4.4/5.0点 | システム利用料は業界内最安級 | 大手サイトに比べて受注しやすい |
クラウディア |
★★★☆☆ 3.9/5.0点 | 仮払い制度で報酬未払いのリスクダウン | 高単価案件のスカウトが届く |
フリーランスワーカー.jp |
★★★☆☆ 3.8/5.0点 | 在宅ワークだけでなく対面ビジネスも出品可能 | ビジネス色の薄いライトな副業に適している |
おすすめポイントやワーカー側のメリットなどもご紹介していくので、それぞれの特徴を比較した上でニーズに合ったものを選んでみましょう!
大手企業を選びたいならクラウドワークス
おすすめ度 | ★★★★★ 4.8/5.0点 |
---|---|
おすすめポイント | ・日本最大級のクラウドソーシングサイト ・ユーザー数が443万人を突破 ・72万以上の企業が登録 ・職種は200種類以上と充実 |
ワーカーのメリット | ・納品物が検収されなくても仮払い後であれば報酬を回収できる ・不安な点や疑問点は事務局に相談できる |
登録料・手数料 | ・登録料:無料 ・手数料:10万円未満は報酬の20%/10万円以上20万円未満は報酬の10%/20万円以上は報酬の5% |
運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
マッチする人 | ・大手のクラウドソーシングサイトを選びたい人 ・メインで利用するクラウドソーシングサイトを探している人 |
クラウドワークスはWebライティングを始めとした案件を多数保有している日本最大級のクラウドソーシングサイトです。
ユーザー数が443万人を突破しており、多職種のワーカーから選ばれています。
メインで利用するクラウドソーシングサイトを探している方にぴったりです!
また、大手のクラウドソーシングサイトなので、サポート体制もしっかり整っている安心感も得られるでしょう。
さらに、クラウドワークスでは時給単価で報酬を得られる「ビズアシ」に応募することもできます。
「安定的に稼ぎたい」「時給単価の方が安心」という方でも、気軽にお仕事を始められるでしょう。
メインサービスとして利用するクラウドソーシングサイトを探しているなら、クラウドワークスに無料登録してみてください!
自分に合った働き方を選べる!エニィクルー
おすすめ度 | ★★★★☆ 4.6/5.0点 |
---|---|
おすすめポイント | ・GoogleもしくはFacebookのアカウントで登録できる ・リモート・在宅OKな案件を多数保有 ・スキルアップやキャリアアップを目指せる |
ワーカーのメリット | ・週5~週3日以下など働き方を柔軟に選べる ・自己応募する以外にスカウトも届く ・初心者はエージェントの手厚いサポートが受けられる |
登録料・手数料 | ・登録料:無料 ・手数料:直契約案件は無料 |
運営会社 | エニィクルー株式会社 |
マッチする人 | ・副業初心者で案件を獲得したい人 ・いずれはフリーランス独立を目指したい人 ・自分に合った働き方を選びたい人 |
エニィクルー(Anycrew)は、フリーランス・副業初心者でも仕事を獲得しやすい仕組みが整っています!
自己応募以外にスカウトも届く上、エージェントによるサポートが得られるので、「エニィクルー(Anycrew)で初めて案件を獲得できた!」という方も少なくありません。
また、週5日〜週3日以下など、幅広い働き方を柔軟に選べるのもおすすめポイントのひとつです。
スキルアップ・キャリアップにつながる案件も多数保有しているため、いずれはフリーランスとして独立を目指すこともできます。
GoogleもしくはFacebookのアカウントから登録できるので、まずは気軽に無料登録してみましょう!
スキル・サービスをを売り出したいならココナラ
おすすめ度 | ★★★★☆ 4.5/5.0点 |
---|---|
おすすめポイント | ・スキルやサービスを売り出すことができる ・ビジネス寄りの納品物からユニークなアイデアまで幅広く対応可能 ・公募している案件に応募することもできる |
ワーカーのメリット | ・ガイドラインが厳守されているので利用者のマナーが良い ・365日運営によるサポートが受けられる |
登録料・手数料 | ・登録料:無料 ・手数料:販売総額の22% |
運営会社 | 株式会社ココナラ |
マッチする人 | ・ワーカー主軸で案件受注を進めたい人 ・好きなタイミングで案件を受注したい人 ・Webライターとして最低限のスキル・知識を積んでいる人 |
ココナラは、自身のスキルやサービスを売り出すことのできるマッチングサイトです。
得意なジャンルのスキルをアピールすることで、案件を受注することができます。 他のクラウドソーシングサイトとは異なり、決まった案件に応募するわけではありません。
ワーカー主軸での案件受注が目指せるのは、ココナラならではのサービスと言えます。
また、募集している案件に対して応募することも可能なので、目的に合わせてフレキシブルに利用できるでしょう。
さらに、禁止行為を行うユーザーに対しては適切な措置を講じているので、ユーザーのマナーが良いのも嬉しいポイントです。
自分のライティングスキルをサービスとして提供したい方は、ココナラに無料登録してみましょう!
システム利用料を安く済ませたい方向け!ビズシーク
おすすめ度 | ★★★★☆ 4.4/5.0点 |
---|---|
おすすめポイント | ・システム利用料は業界内最安級 ・Webライティングから軽作業まで職種は50種類以上 |
ワーカーのメリット | ・システム利用料を安く済ませることができる ・大手サイトに比べて受注しやすい |
登録料・手数料 | ・登録料・無料 ・手数料(システム利用料):10~15% |
運営会社 | 株式会社ビズシーク |
マッチする人 | ・副業で手軽に副収入を得たい方 ・大手サイトでは中々受注につながらない方 |
Bizseekは、他のクラウドソーシングサイトに比べてシステム利用料が安く、10~15%程度に抑えることができます。
また、比較的規模の小さいクラウドソーシングサイトなので、競合となるワーカー数が少ないのも魅力的です!
「大手のクラウドソーシングサイトでは案件の受注につながりにくい」と悩んでいる方に適しているでしょう。
Webライティングから軽作業まで50種類以上の職種から選べるので、ライティング以外の副業にも挑戦しやすいです。
システム手数料を安く済ませられるクラウドソーシングサイトを探しているなら、Bizseekに無料登録してみましょう!
自由度の高い利用方法が魅力的!クラウディア
おすすめ度 | ★★★☆☆ 3.9/5.0点 |
---|---|
おすすめポイント | ・仮払い制度で報酬未払いのリスクダウン ・スキルを自由に販売できる |
ワーカーのメリット | ・スキルの出品だけでなく公募案件の応募ができる ・高単価案件のスカウトが届く |
登録料・手数料 | ・登録料:無料 ・手数料:3~15% |
運営会社 | 株式会社エムフロ |
マッチする人 | ・得意なスキルを販売したい人 ・自由度の高いクラウドソーシングサイトを選びたい人 |
クラウディアは、得意なスキルを販売したり、公募案件に応募したりと幅広い活動ができるクラウドソーシングサイトです!
特に高単価案件のスカウトが届くので、忙しくて案件に応募する時間がとりにくい方でも利用しやすいでしょう。
また、仮払い制度によって、検収後の報酬未払いのリスクをダウンさせることができます。
自由度の高いクラウドソーシングサイトを利用したいなら、クラウディアがおすすめです!
スキルシェアに特化!フリーランスワーカー.jp
おすすめ度 | ★★★☆☆ 3.8/5.0点 |
---|---|
おすすめポイント | ・スキルシェアに特化したクラウドソーシングサイト ・在宅ワークだけでなく対面ビジネスも出品可能 |
ワーカーのメリット | ・アイディアを活かして自由にスキルを販売できる ・ビジネス色の薄いライトな副業に適している ・幅広いビジネスを展開できる |
登録料・手数料 | ・登録料:無料 ・手数料:14.3% |
運営会社 | 株式会社乙栄商会 |
マッチする人 | ・スキマ時間を活用して副収入を得たい人 ・ライティング以外の副業にも興味がある人 |
フリーランスワーカー.jpは、スキルシェアに特化しており、アイディア次第で自由にスキルを販売できます。
ライティング以外の副業にも興味がある方に向いているでしょう。
また、在宅ワークだけでなく対面ビジネスまで、幅広く出品できるのは嬉しいポイントです!
スキマ時間を活用して、手軽に副収入を得たいなら、フリーランスワーカー.jpに無料登録してみましょう!
クラウドソーシングサイトで受注率をアップさせる方法
ここでは、クラウドソーシングサイトで受注率をアップさせる方法についてご紹介していきます。
これからクラウドソーシングサイトを利用する方や、なかなか案件を受注できない方は参考にしてみましょう!
プロフィールを充実させる
クラウドソーシングサイトにおけるプロフィール画面は、お店の看板にあたります。
ワーカー側が悪質なクライアントに遭遇する事例はよく見聞きするものの、実際のところ発注者側も悪質なワーカーに遭遇するケースは少なくありません。
そのため、請け負った仕事に対して誠実に対応してくれそうな人柄も評価ポイントです。
しっかりと作りこまれているプロフィールを見れば、発注者側の安心感につながります。
空白の項目は作らず、必ず埋めておきましょう。
タスク案件に応募して実績を作る
受注件数がゼロのままでは案件の受注率が下がります。 そこで、タスク案件を利用して「案件を受注した実績」を作りましょう!
タスク案件なら誰でも応募・受注できる上、クライアントと連絡を取り合う必要がありません。
また、実際に仕事を受注する流れを体験できるので、プロジェクト案件を受けた際もスムーズに進めやすいです。
2~3件ほど実績を積んだ時点で、やっとプロジェクト案件に応募できる基盤が整ったと言えるでしょう。
プロジェクト案件で継続受注を目指す
プロジェクト案件は、1回限りの契約のものから、長期的な契約を希望しているものまで多岐にわたります。
タスク案件で実績を作ったら、興味のあるプロジェクト案件に応募してみましょう!
まだWebライターとしての活動に慣れていない場合、まずは請けてみたい案件にいくつか応募してみるのがおすすめです。
Webライター界隈における文字単価の目安は以下の通りです。
文字単価 | 案件の特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
0.1~0.3円 | ・超初心者レベル ・専門性やSEO対策は不要 ・トレンドや芸能など大衆向け |
・Webライター未経験者 ・ひとまず案件を受注してみたい人 |
0.4~0.9円 | ・初心者レベル ・専門性やSEO対策の知識 ・スキルを求められることがある |
・Webライター未経験者 ・副業として収入を得たい人 |
1.0~1.9円 | ・脱初心者レベル ・専門性やSEO対策の知識・スキルを求められる ・構成案作成やWordPressへの入稿、画像選定が含まれる案件も多い |
・専門的な資格を所有している人 ・ライティングやSEO対策など一通りのスキルがある人 ・フリーランス独立を視野に入れている人 |
2.0円~ | ・中級者レベル ・高いレベルの専門性やライティング力が必須 ・マーケティングの基礎的な知識・スキルを求められる案件もある |
・フリーランスライターとして生計を立てたい人 ・専門性やライティングスキル、SEO対策などに自信がある人 |
文字単価0.5円前後なら、初心者でも受注しやすい価格と言えます。
注意したいのは、文字単価が0.1~0.3円程度の「奴隷案件」に申込まないことです。
文字単価が安い案件で稼ごうとした場合、多くの本数を請け負わなければなりません。
ただし、「Webライターがどんな仕事なのか体験してみたい」「文字単価が安くてもひとまず受注してみたい」など、納得したうえでの受注なら問題ないでしょう。
かなり運がよかったのだと思ってます…
Webライター初心者が実際に受注する文字単価や報酬が気になる方は、過去記事の「看護師ライター初月の収入公開~初心者でもがっつり稼げる秘訣」を参考にしてみてください!
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオとは案件に応募する際、発注者側に提出する「実績をまとめたもの」です。
インターネット経由で案件の受注をしたい方は、noteやWordPressブログにポートフォリオを作成し、公開してみましょう!
ただし、受注本数が少ないうちは無理にポートフォリオを作る必要はありません。
WordPressで作成した記事をポートフォリオの代わりに提出することも可能です。
また、NDA(秘密保持契約)を締結した記事の場合、自己判断でポートフォリオに載せるのはおすすめしません。
トラブルに発展するケースは多いので、あらかじめクライアント側に了承を得ておくと安心です。
より単価の高い案件に応募する
定期的に案件を受注できるようになってきたら、文字単価1.0円以上の案件にも積極的に応募してみましょう!
実績や評価によっては、高単価の記事を受注できるチャンスがあります。
「クラウドソーシングサイトには高単価の案件が少ない」とされていますが、1.0円~2.0円程度であれば件数は多いでしょう。
クラウドソーシングサイトを利用する際の注意点
クラウドソーシングサイトを利用する際の注意点についてご紹介します。
安全かつ効率よく稼ぎたい方は確認してみましょう!
文字単価・記事単価が相場より安くないか
文字単価・記事単価の相場は、ジャンルごとにおおよその目安があります。
ジャンルごとの文字単価の目安や案件の特徴を表にまとめたので確認してみましょう!
ジャンル | 文字単価の目安 | 案件の特徴 |
---|---|---|
漫画や芸能など | 0.3~0.6円 | ・専門性は高くない ・案件によってはWordPress入稿や画像選定が必要 |
教育・育児など | 0.3~0.8円 | ・専門性の高さは案件によって異なる ・主婦向けの体験談や商品レビューなども多い ・キュレーションサイトなら記名記事も受注しやすい |
健康 (睡眠や健康維持など) |
0.6~0.8円 | ・医療ジャンルよりも専門性は高くない ・資格がなくても受注できる可能性がある |
医療・福祉・美容 | 1.0~2.0円 | ・専門性が高く有資格者向け ・幅広いジャンルの知識が求められる ・SEOスキルが必要な案件が多い |
金融 | 1.0~3.0円 | ・専門性が高く有資格者向け ・最新の数値や制度を反映させる必要がある ・SEOスキルが必要な案件が多い |
クラウドソーシングサイトによっては、募集文に記載されている単価が相場よりも低いことを警告する文章が掲載されています。
相場同等、もしくは相場以上の文字単価・記事単価が期待できるクラウドソーシングサイトを選びましょう!
クライアントの評価は高いか
クラウドソーシングサイトを介さない直接契約になると、クラウドソーシングサイトのような仮払い制度がありません。
そのため、悪質なクライアントに遭遇すると、報酬を支払わずに逃げられてしまうことも多いです。
直接契約のフェーズに進む前に、しっかりと見極める目を養う必要があります。
そこで、信頼できるクライアントであるか、以下の項目を確認しましょう。
- 過去に取引したワーカーからの評価
- 本人確認が済んでいる
- メッセージの内容に違和感はない
安心して取引ができる条件が整ったクライアントと契約してください。
一方、以下のようなクライアントは契約を見送るのがおすすめです。
- 過去に取引したワーカーから「暴言があった」や「音信不通になった」といったネガティブな評価が多い
- 過去の実績がない
- クライアント名が違うのに同じ募集文の案件が複数ある
- 本人確認がされていない
- メッセージのやりとりに不安を感じる
興味のある案件でも、悪質なクライアントとの取引はかえって自分の評価を下げられてしまうことがあります。
信頼できるクライアントにのみ応募し、契約に進みましょう!
複数のクラウドソーシングサイトに登録して比較する
クラウドソーシングサイトは複数登録しておき、実際に利用しながら比較してみましょう!
比較したいポイントは以下の通りです。
- 希望とマッチする案件が充実している
- 画面が見やすい
- 登録情報の変更など操作しやすい
自分に合っていると感じたクラウドソーシングサイトをメインで利用し、条件に沿った案件がない時期は他のクラウドソーシングサイトをチェックするのがおすすめです。
案件数が多かったのと、アプリ画面が見やすかったからです。
副業でも年間20万円を超えれば確定申告が必要
副業のwebライターであっても、年間の所得が20万円を超えれば確定申告を行う必要があります。
20万円を超えそうになったら、クラウド型の会計ソフトの導入を検討しましょう!
1カ月あたり1,000円前後の利用料かかるものの、電子での確定申告も可能です。
特に開業届を提出すれば、大幅に控除できる青色申告も行えます。
会計ソフトを比較したい方は過去記事の「【個人事業主や副業ライター向け】確定申告もできる!おすすめの会計ソフト3選」を参考にしてみましょう!
クラウドソーシングサイトについてよくある質問
ここではクラウドソーシングサイトに関するよくある質問をご紹介していきます。
それぞれの質問に詳しくお答えしていくので、疑問の解消にお役立てください!
初心者のWebライターはクラウドソーシングサイトでどれくらい稼げますか?
多くのクラウドソーシングサイトで募集している初心者向けのライティング案件は、1件あたり1,000円〜3,000円ほどです。
ただし、中には「10本納品して1,000円」のようないわゆる搾取案件(奴隷案件)も含まれています。
文字単価が0.3円以下の案件は受注しないようにしましょう!
また、テストライティングのために1本目は10~100円程度で、合格すれば本採用につながるという案件も少なくありません。
テストライティングを口実に記事を作成させる詐欺案件もあるため、案件を受注する際は注意してください!
クラウドソーシングサイトの時間単価はどのくらいですか?
webライターの時間単価はおおむね1,000円から1,400円前後である場合が多いです。
業務形態が異なっても、時間単価の相場は変わりません。 ただし先述した通り、業務内容や専門性の高さなどによっては時間単価に差が出ます。
しっかり稼ぎたい方は、時間単価の高いジャンルを専門としたwebライターを目指すと良いでしょう。
もしも医療ジャンルに特化したWebライターになりたいなら、過去記事の「医療専門のWeb ライターになるには?仕事内容や求人獲得方法を伝授」を参考にしてみましょう!
クラウドソーシングサイトで副業をすると会社にバレますか?
勤めている会社にクラウドソーシングサイトでの副業がバレる確率はかなり低いと言えます。
労働契約書を交わさない業務委託であるためです。
業務委託契約では、雇用されて働いているのではなく、一個人の事業主として発注依頼を受けます。
そのため、クラウドソーシングサイトでの報酬に対して課税される市民税や住民税は、普通徴収として選択することができます。
自分で確定申告をすれば、会社に知られずに済むケースが多いです。
ただし、公務員のように副業が禁止されている場合、どのような方法であっても副業は控えた方が良いでしょう。
クラウドソーシングサイトでWebライターとして活躍しよう!
クラウドソーシングサイトは、Webライターが安心して案件を受注するための仕組みが整っています。
ただし、ひとつのクラウドソーシングサイトに絞って登録すると、自分に合ってないサービスを利用し続けることになってしまいます。
そのため、クラウドソーシングサイトは複数登録しておき、利用しやすいサービスを選びましょう。
クラウドソーシングサイト選びで悩んでいるなら、今回ご紹介した「クラウドワークス」や「エニィクルー(Anycrew)」、「ココナラ」などがおすすめです!
納得のいくサービスが利用できるクラウドソーシングサイトで、Webライターとして活躍しましょう。
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