こんにちは!
看護師ライター・ディレクターのマダム嫁子です!
「看護師がいじめられない方法はあるの?」とお悩みの看護師の方は多いのではないでしょうか。
ここでは、看護師がいじめられない方法について詳しくご紹介していきます!
さらに、看護師の職場でいじめが起きやすい原因・理由や、いじめをしやすい看護師の見分け方・特徴などについて徹底解説していきます。
この記事を最後まで読み終えていただけたら、いじめられない方法や対処法が分かり、人間関係の悩みを解消するのに役立つでしょう。
職場でのいじめが不安な方は、ぜひ参考にしてください!
実際に筆者もいじめや人間関係のトラブルで転職を経験しました。
複数回の転職を経て、フリーランスの看護師ライターとして幸せに暮らしています!
看護師の職場でいじめが起きやすい原因・理由
「どうして看護師の職場はいじめが起きやすいの?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。
ここでは、看護師の職場でいじめが起きやすい原因・理由について詳しくご紹介していきます。
職場でのいじめに悩んでいる方は確認してみましょう!
業務量の多さから気持ちに余裕がない
気持ちに余裕がなくなり、周囲に対して感情的な口調や厳しい態度になる人は多いです。
特に看護師は業務量の多さやミスが許されない緊張感から、気持ちに余裕がなくなりやすいでしょう。
職場によっては夜勤があり、生活が不規則になることから、肉体的にも精神的にも負担がかかります。
そのため、自分より立場が弱い者をいじめ、ストレスのはけ口にするケースは少なくありません。
責任感から指導が厳しくなりやすい
看護師の仕事は責任が重いので、後輩看護師や新人看護師に対する指導に熱が入りやすいです。
つい強い口調で叱責してしまい、指導された側が「いじめられた」と感じることがあります。
また、はじめは指導のつもりでいても、いつの間にか度が過ぎていじめに発展してしまうこともあるでしょう。
他の看護師への嫉妬
自分より仕事ができる人や、プライベートが充実している人に対して嫉妬心を抱くケースはよくあります。
自己肯定感の低い人は、他人の才能や環境を妬みやすいものです。
特に仕事ができて、上司から信頼されている看護師は、他の看護師から一方的に妬まれる可能性があるので注意しましょう。
人間関係が閉鎖的になりやすい
女性は男性に比べて、コミュニティの輪にうまく入れない人を排除しようとする傾向があります。
女性スタッフが多い看護師の職場では、いじめにつながりやすいです。
また、多くの病院で、看護師の部署異動は頻繁に行われておらず、数年間にわたって同じ部署で働くことになります。
人間関係が閉鎖的になりやすく、「経験豊富なベテラン看護師が病棟の人間関係を仕切っている」という職場も珍しくありません。
中でも、臨床経験が浅い看護師に対して威圧的な態度をとっている職場では、些細なきっかけでいじめや嫌がらせが起きやすいでしょう。
いじめをする看護師の見分け方・特徴
できるだけいじめられない方法として、まずはいじめをしやすい看護師に注意する必要があります。
ここでは、いじめをする看護師の見分け方・特徴について詳しくご紹介していきます。
「いじめられないように気を付けたい」という方はチェックしてみましょう!
名前を呼んでも無視する
挨拶や質問をする際など、名前を呼んで声をかけてもいつも返事がない場合、もしかしたら無視されているのかもしれません。
明らかに声が聞こえているのにも関わらず、あえて無視しているのだとしたら悪意があると言えるでしょう。
また、「後にしてくれない?」「他の人に言って」など、あからさまに避けようとする人も要注意です。
他人の悪口・陰口が多い
すぐに他人の悪口・陰口を言う人は、職場のスタッフのことも悪く言っている可能性が高いです。
人前では親しく振舞っていても、心の中では何を考えているのか分かりません。
悪口や陰口が絶えないような看護師は信用せず、適度に距離を置きましょう。
グループ・派閥を作ろうとする
女性は承認欲求が強く、価値観の合う仲間とコミュニティを築こうとする傾向にあります。
一方で、コミュニティに所属していない人に対しては厳しく接するので、いじめにつながりやすいです。
グループ・派閥を作ろうとする人は、職場における要注意人物だと捉えましょう。
人によって態度を変える
人によってあからさまに態度を変える人は、内心で人の優劣をつけて区別しています。
特に「親しくすることでメリットがある」と感じる人や目上の人には丁寧に接するのに対し、気に入らない人や目下の人をぞんざいに扱うケースが多いです。
本人の気分次第で人間関係の優劣が入れ替わるので、何かの拍子に冷たく突き放されることもあるでしょう。
プライベートで不満を抱えている
プライベートで不満を抱えている人は、自分より恵まれた環境にある人を一方的に敵視することがあります。
プライベートで不満が起きやすい事例
- パートナーとの関係がうまくいっていない
- 家族・親族関係の問題を抱えている
- 将来への不安を感じている
- 友人がいなくて孤独に苦しんでいる
プライベートで抱えている不満について、職場で話していない可能性もあるので、どのような問題に悩んでいるのか理解するのは難しいでしょう。
しかし、いつも不機嫌そうにしていたり、文句や愚痴の多い人は、不満を抱えているかもしれません。
看護師の職場で起こりやすいいじめの例
ここでは看護師の職場で起こりやすいいじめの例を詳しくご紹介していきます。
どのようないじめが起こりうるのか、参考にしてみましょう!
パワハラによる体罰・暴言
パワハラとは、上司や先輩看護師による行き過ぎた指導のことです。
パワハラの例
- 勤務時間内に終えられないような業務を一方的に押し付ける
- 理不尽な言いがかりをつけられる
- 職場への軟禁や暴言によって恐怖心を与える
また、暴言だけでなく暴力に発展するケースもあります。
日本医療労働組合連合会の「看護職員の労働実態調査結果報告」によると、パワハラについて以下のように回答しています。
パワハラは「よくある」 | 5.0% |
---|---|
パワハラは「ときどきある」 | 24.0% |
パワハラは「ない」 | 52.5% |
パワハラは「わからない」 | 15.4% |
出典:日本医療労働組合連合会「看護職員の労働実態調査結果報告」
およそ30%の看護師がパワハラについて「ある」もしくは「ときどきある」と回答しています。
次に、パワハラを受けた相手についての回答も確認してみましょう。
看護部門の上司 | 57.9% |
---|---|
医師 | 41.2% |
同僚 | 18.4% |
患者 | 17.0% |
患者の家族 | 5.1% |
出典:日本医療労働組合連合会「看護職員の労働実態調査結果報告」
パワハラを受けた相手のうち、およそ60%が上司・先輩であったことが報告されています。
特に看護師の年齢が若いほどパワハラの被害に遭っており、20~24歳の看護師のうち77.7%がパワハラを受けているようです。
無視・悪口を言う
話しかけている声が聞こえているにも関わらず、意図的に無視しているのであればいじめとみなされる行為です。
挨拶や業務に必要な報告・相談だけでなく、存在そのものを無視していない人であるかのように振舞ういじめもあります。
業務に差支えが生じることで、ケアや看護の質の低下にもつながりかねません。
また、職場内での悪口から仲間外れにされ、孤立してしまう看護師もいます。
「悪口を言われているかもしれない」という恐怖心を感じながら仕事をこなさなければならないので、精神的な負担がかかるでしょう。
仕事のミスを過剰に責める
看護師のミスは患者の生命に直結するため、先輩看護師や上司から注意を受けるのは当然です。
しかし、ヒューマンエラーは誰にでも起こりうることであり、中には避けようのなかったミスも含まれます。
仕事のミスを理由に必要以上に責めるのは、立派ないじめです。
「こんなミスをするなら看護師を辞めたら?」「あなたは看護師に向いていない」など、その人のキャリアや人格を否定してくる看護師もいます。
プライベートの話を持ちだす
近年では、性格や容姿以外に性的マイノリティを理由とした差別・偏見の目を向けられるケースが増えています。
また、家庭の事情や恋愛事情など、仕事とは関係のないプライベートな話を持ちだしてくる人も多いです。
しかし、職場の上司・先輩だからといって、プライベートな話に口を出してよいわけではありません。
持ち物を隠す・盗む・壊す
仕事で使う文具品や、防寒用のカーディガンといった持ち物を隠したり、盗んだりする事例もあります。
また、中には高価な私物を壊されてしまうケースも少なくありません。
「大切な持ち物がなくなり、困っている様子を見ているのが楽しい」という気持ちから、こうした行為を行うようです。
隠す・盗む・壊しといった行為はいじめであるだけでなく犯罪でもあります。
しかし、盗難被害は被害額が戻ってこなかったり、問題が解決しなかったりする場合がほとんどです。
信頼できる上司に相談したり、目の離れる場所に私物を置いておかないようにしましょう。
看護師が職場でいじめられない方法
「どうすれば職場でいじめられずに済むの?」と不安に感じている方は多いでしょう。
ここでは、看護師が職場でいじめられない方法について詳しくご紹介していきます。
明るい挨拶やお礼を心がける
同僚・先輩・後輩・上司など関係性は問わず、同じ職場で働く相手には明るい挨拶を心がけましょう!
率先して挨拶をすることで、お互い気持ちよく過ごすことができます。
また、仕事でフォローしてもらったら、積極的に感謝の気持ちを伝えることも大切です。
「苦手な人が相手だから」と言って、お礼をしないでいるとトラブルを招く原因になりかねません。
しっかりと相手の目を見て、感謝の気持ちを伝えてください!
率先した質問で意欲をアピールする
臨床経験の浅い看護師は、業務で分からないことがあれば率先して先輩看護師に質問しましょう。
分からないままでいると先輩看護師に厳しく指摘されるだけでなく、「学ぶ意欲がない人だ」というネガティブな印象につながりやすいです。
また、オドオドとした態度で質問すると、かえって厳しい指導を受ける可能性があります。
聞きにくい内容であっても、毅然とした態度で「分かりません」「教えてください」とはっきり伝えることが重要です。
いじめのターゲットにならないためには、できるだけ弱さは見せないようにしましょう。
勤務中は笑顔で過ごす
笑顔の人は好かれやすいので、いじめられるリスクを下げる効果が期待できます。
周囲だけでなく自分自身も明るい気持ちで過ごしやすくなるでしょう。
また、周囲の雰囲気が明るくなることで、負の感情を抱く人が近づかなくなるのも嬉しいポイントです!
苦手な同僚・先輩でも報連相を意識する
苦手な同僚・先輩看護師でも、できるだけ報連相を意識しましょう。
報連相が行われないと齟齬が発生し、「必要な情報を申し送りしてもらえなかった」と一方的に責められる可能性があります。
また、看護師間のコミュニケーション不足は、仕事上のミスにつながりやすいです。
積極的に勉強する
知識・スキル不足は、過度な指導やいじめ・嫌がらせの対象になりやすいです。
業務に必要な知識・スキルは、書籍や外部のセミナー・研修などを利用して、積極的に勉強しましょう!
また、「忙しくて勉強する時間が確保できない」と言う方は、時間や場所を選ばずに動画を視聴できるオンラインセミナーがおすすめです。
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いじめによるトラウマを克服する対処法
「いじめを受けてトラウマになってしまった」という方は多いものです。
ここでは、いじめによるトラウマを克服する対処法を詳しくご紹介していきます。
トラウマを乗り越えて次のスタートに進みたい方はチェックしてみましょう!
友人や家族に辛い経験を話す
もしも辛いいじめを受けた場合、1人で問題を抱えこまずに友人や家族に伝えましょう。
気持ちを言葉として表出することでスッキリできるだけでなく、問題解決の糸口も見つかるかもしれません。
また、「自分は一人ではない」「支えてくれる人がいる」という安心感は、不安定なメンタルを落ち着かせるのに役立ちます。
もしも、「周りに相談できる人がいない」「看護師としてのキャリアに希望を見いだせない」とお悩みであれば、ココナラ占い がおすすめです!
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ストレス解消法を見つける
いじめによるトラウマでフラッシュバックしたり、悪夢に悩まされたりする方は少なくありません。
そこで、以下のようなストレス解消法を取り入れるのがおすすめです!
- 休日はしっかり睡眠をとる
- 動画視聴や映画鑑賞など趣味の時間を持つ
- 美味しいものを食べる
- ヨガやストレッチなど身体を動かす
- 散歩や買い物など外出を楽しむ
自分に合った方法を取り入れることで、沈んだ気持ちをリフレッシュできます。
また、「自分を大切にする時間」を持つことで自己肯定感が高まり、いじめによって負った心の傷を癒せるでしょう。
スキルアップして見返す
知識・スキル不足によっていじめが悪化しているケースでは、スキルアップして見返すのが有効です。
指導を受ける回数が減り、いじめられにくくなります。
また、転職活動を進める際にも、採用担当者に意欲をアピールできるでしょう。
「書籍を読みながら自己学習を進めるのは苦手」と悩んでいるなら、オンラインセミナーのナースタディがおすすめです!
いじめられても看護師を辞める必要はない!
いじめによる恐怖心から、「もうこれ以上看護師を続けられない」と感じる方は多いです。
しかし、いじめを受けたからといって看護師を辞める必要はありません。
環境を変えることで、状況を変えることができるからです。
#看護師 は図々しくないと生き残れない職場があるのも事実。
私は図太くなれなくて公立病院を退職した。だけどね、優しい看護師を受け入れてくれる職場もたくさんある。
今の職場が合わないからって看護師を辞める必要はないんだよ。#webライター #webライターと繋がりたい #限界看護師— マダム嫁子@看護師ライター/ディレクター (@0dg091RWVv6tW7k) October 21, 2023
ここでは、「看護師を辞めたい」と感じた時の対処法について詳しくご紹介していきます。
心身の不調を感じたら休職する
いじめによって心身の不調を感じたらすぐに辞めてしまうのではなく、まずは休職を検討しましょう。
病院を受診し、医師に「休職が必要である」という旨の診断書を書いてもらえれば、問題なく休職できます。
休職中は傷病手当を受給できるので、経済面で大きなダメージは受けにくいでしょう。
筆者が実際に適応障害になった体験談は、過去記事の「新人看護師が適応障害で退職した体験談!おすすめの対処法や働き方とは 」で紹介しているので参考にしてみてください!
部署異動を申し出る
「今の職場を退職せずに、新しい環境でやり直したい」という場合、部署異動がおすすめです!
給料面や休日数といった待遇面だけでなく、病院内でのレギュレーションも変わらないので、転職よりもハードルが低いでしょう。
ただし、部署異動を申し出たからといって、必ずしも希望が通るとは限りません。
中には部署異動を申し出てから希望が通るまで、数年かかる方もいます。
もしも部署異動の希望が通らないようであれば、転職を視野に入れましょう!
人間関係が良好な職場に転職する
部署異動が難しい場合、人間関係が良好な職場への転職も視野に入ります。
ただし、職場の雰囲気や人間関係は実際に入職するまで分からないケースが多いでしょう。
できるだけ内部情報を把握したうえで転職に進みたいなら、転職サイトの活用がおすすめです!
転職サイトのアドバイザーは各施設・医療機関の内部情報を把握しているので、納得のいく職場を選ぶことができます。
ただし、アドバイザーとの相性が合わなかったり、紹介される求人案件にしっくりこなかったりするケースもあるので、あらかじめ複数の転職サイトに登録しておきましょう!
実際に私は希望に合う職場に巡り合えるまで、1年間に2回転職しています!
筆者が転職した体験談は過去記事の「入職1年目で2回転職した体験談!新人看護師が好条件で転職する秘訣とは」で紹介しているので読んでみましょう!
いじめが原因で退職したい看護師におすすめの転職サイト
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看護師がいじめられない方法についてよくある質問
いじめは心に深刻なダメージを残すので、看護師としてのキャリアパスだけでなく、個人的なライフプランにも影響を及ぼしかねません。
ここでは看護師がいじめられない方法についてよくある質問をご紹介していきます。
それぞれの質問に詳しくお答えしていくので、疑問の解消に役立ててください!
いじめで退職すると辞めグセがつきますか?
辞めグセとは辛いことや嫌なことがあると、問題と向き合わずに逃げようとする様子を指します。
いじめで退職しても、辞めグセがつく可能性は低いでしょう。
いじめによって退職するのは、向き合うべき問題から逃げているのではなく、身を守るのに必要だからです。
いじめによる心の辛さから、自らを傷つけようとする方は少なくありません。
身を守るために退職が必要であれば、周囲の意見よりも自分自身の心の声に従いましょう。
いじめられる看護師に問題があるのですか?
いじめられる看護師に問題があっていじめられるとは限りません。
実はいじめやDV、虐待といった行為は、「快楽による依存性がある」と言われています。
いじめというのは最初は、ちょっとした嫌がらせのようなものから始まる場合が多いです。
しかし、何度も繰り返していくうちに同じ刺激では満足できなくなり、次第にエスカレートしていきます。
いじめがおさまらずひどくなっていくのは、被害者側に問題があって収束しなくなるのではなく、加害者側の精神的依存である可能性があるでしょう。
また、ストレス解消のために自分より立場の弱い看護師をいじめるケースも多いです。
いじめを受けたからといって、過度に自分を責める必要はありません。
いじめに悩む看護師はいじめられない方法を取り入れよう!
看護師の働く職場は女性が多く、部署異動の少なさから閉鎖的になりやすいです。
また、看護師という仕事への責任感から指導が厳しくなったり、精神的な余裕なさを生んだりするケースも少なくありません。
そのため、暴言や暴力といったパワハラや無視・陰口といったいじめに発展する場合があります。
もしもいじめによって心に傷を負った時は、無理に出勤しようとするのではなく、心身のコンディションを整えることに専念してから環境を変えてみましょう。
今の職場に復帰するのが難しいと感じたら、今回ご紹介した「レバウェル看護」や「ナースJJ」、「 ナースパワー人材センター公式サイト」を活用した転職もおすすめです。
自分に合った方法でいじめの問題を解決し、今後も看護師として活躍していきましょう!
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