こんにちは!
12歳長男、3歳双子、4歳年子末娘のワンオペ4人育児に日々奮闘する看護師ママのマダム嫁子です!
「先輩看護師からのいじめが辛くてもう辞めたい…」と悩んでいる新人看護師は多いのではないでしょうか。
ここでは、筆者が新人看護師時代に浮けたいじめの実体験や、適切な対処法について詳しく解説します。
この記事を最後まで読み終えていただければ、いじめの問題を解決するためのヒントが見つかります。
人間関係の悩みから解放されたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
新人看護師時代のいじめ体験談
筆者は循環器内科・神経内科の混合病棟に配属される前に、2週間ほど血液内科・呼吸器内科の混合病棟に勤めていました。
しかし、プリセプターからのいじめが原因で、結果的に部署異動を申し出たのです。
そこで、どのようないじめを受けたのか、実際の体験談をご紹介していきます。
希望の配属先は「配属されたくない要注意の部署」だった
看護学生のころから緩和ケアに興味があり、「いずれ緩和ケアの認定看護師になりたい」と実習に励んでいた経緯がありました。
その努力への評価が高かったようで、本院だけでなく系列病院の緩和ケア病棟からも「ぜひ入職しないか」と声をかけてもらっていたのです。
(本院と系列病院同時に打診されるのは非常にレアケースでした)
まずは急性期を学びたいことを説明すると、「あなたが希望するなら」と融通されて希望通り、血液内科・呼吸器内科の混合病棟に配属されたのです。
血液内科・呼吸器内科の混合病棟は実習で3回ほど訪れており、とても好印象でした。
看護学生時代の同期2名と一緒に、合計3名で入職することになりました。
しかし、血液内科・呼吸器内科の混合病棟は、「配属されたくない要注意の部署」として有名だったのです。
独自の病棟ルールで新人いじめが始まる
配属初日、同期が髪をまとめていた可愛らしいシュシュを見咎めて、師長が「紺や黒、茶色にしてね」と厳しく言いました。
筆者はちょうどネイビーのシンプルなデザインのシュシュを使っていたので、師長から叱責されることはありませんでした。
ホッと胸をなでおろしたのも束の間、プリセプターが筆者のもとに歩み寄り、「あなたのシュシュも不適切だから外して」と睨みつけたのです。
一応、ネイビーのシュシュなんですけど…ダメなんですか?
ゴールドのラインが入っているでしょ!
師長さんが見逃してくれたからって私は認めないから!!
え…?????
(こんな極細のラインがダメなの…?)
呆然とする筆者に立ちはだかるプリセプターの髪を飾るのは、鮮やかなピンク色のシュシュでした。
今になって振り返ってみれば、病棟では理不尽な独自のルールが横行していたのです。
しかし、やる気が空回りしていた筆者は「今後もこの病棟で頑張りたい」という思いから、とんでもない質問をしてしまいました。
どうして先輩はピンクのシュシュなんですか?
「●年以上務めるとシュシュの色を制限しない」といった病棟の規定があるのですか?
そんなものあるわけないでしょ!
とにかく!そのシュシュを外して!!
??????
毎朝、前残業を強制させられる
おそらく、態度にも出ていたと思います…。
担当のプリセプターがそもそもいじめられていた
3名の新人看護師が入職したため、病棟でも3名のプリセプターが専任されていました。
そこで、担当のプリセプターが割り振られ、毎日指導を受けることになったのです。
2名のプリセプターは同じ看護学校からエスカレーター式に入職していたOGだったのですが、筆者を担当したプリセプターは外部から中途採用された看護師でした。
多少キツい性格ではあったのですが、熱心に指導をしてくれました。
輸血をぶちまけてしまうというインシデントを一緒に起こしてしまった際も、「やだ!事件現場みたいになっちゃった!」とニコニコ笑っているような可愛らしい人でした。
しかし、外部から中途採用されたことを理由に、他のプリセプターからいじめられていたのです。
「この新人だけやってること違うんだけど、あなたの指導不足だよ」など、担当のプリセプターを責めている場面を何度も見かけました。
次第に担当のプリセプターは、顔色が悪くなっていき、言葉数も減っていきました。
プリセプターから「嘘つき」と呼ばれる日々
担当のプリセプターの指導不足を理由に担当から外され、筆者は他のプリセプターから指導を受けることになりました。
すると、その日の行動計画を所定の用紙に書いて提出する際、「毎日同じものを使いまわしてる」と突然怒り始めたのです。
筆者は前日や前々日と比較しながら行動計開表を書いていたので、ちょうどポケットに入っていた何枚かを証拠として見せました。
数日分の行動計画表が出てきたことが想定外だったらしく、プリセプターは急にたじろぎました。
数日分出してきたけど、結局同じものを丸写ししてるなら使いまわしと同じよ!
観察項目やケア、検査などは適宜付け足したり削除しています。
指導を受けた箇所も、翌日には改善してあります。
そもそも容体が落ち着いている特定の患者さんを受け持っているので、行動計画が大きく変わることはないかと思います。
チッ!!!
(付け足された箇所を見て舌打ち)
筆者は行動計画に関するトラブルは、その会話で終わったと思い込んでいました。
しかし、プリセプターが新人看護師1名につき情報を共有しているノートを見てしまい、内容に愕然とするのでした。
あの子、行動計画表を使いまわしてるよ!
その場で何枚か出してきたけど前日の丸写しだし!
とんでもない嘘つきだよ!!!
あの子の言っていることは信じたらダメだよ。
そんな子には見えないけど…
私は行動計画表がちゃんと更新されてるの確認してるよ!
は?私が確認した時点では丸写しだし。
あの新人、マジでタチ悪いわー!
とりあえず嘘つきだから、あの子が何を言っても信じないで!
偶然開かれているページを見てしまったのですが、「もう頑張れない」と思いました。
毎朝、通勤しながら車の中で泣き、退勤後も車の中で泣きました。
「このまま事故にでも巻き込まれたら楽になれるのに…」「程よく事故で骨折でもしないかな」などと考えるようになったのです。
また、別の日には、「ナースステーションで患者さんを見ててあげるから、記録を先に終わらせちゃいな」と珍しくプリセプターが声をかけてくれました。
一度は申し訳ないと辞退したのですが、「いいからいいから」と押し切られる形で、看護記録の作成に取り掛かりました。
すると、学生指導担当の先輩看護師が来て「なんで先輩に患者さん見させて記録してるの?あなたの患者さんだよね」と、筆者の肩を掴んでガクガク揺さぶりました。
筆者が先程のやり取りについて説明しようとしたところ、プリセプターが驚くことを口にしたのです。
この子、なんか勘違いしてるんだよね…。
私に患者見させて、患者放置したまま記録してんの!
ありえなくない?
先に記録終わらせちゃいなって言ってくれたじゃないですか…
(このままじゃまた嘘つきって思われちゃう!)
それが勘違いだって言ってるんだけど!
普通はそんな風に言われても、私に気を遣って記録しながら患者さん見るよ?
プリセプターと先輩看護師が意地悪くニヤニヤ笑う顔は、今でも鮮明に覚えています。
「どうしてこんなことを言われなくてはいけないのか…いや、きっと自分のせいなんだ」と激しい自己嫌悪に陥りました。
「自分のダメなとこを挙げて」と何時間も軟禁
ある日の退勤後、新人看護師3名はプリセプターにカンファレンスルームに呼ばれました。
今年の新人看護師、マジで出来が悪すぎって話になってるんだけど。
自分のどこがダメなのか一人一人挙げていって。
私は業務を一人で抱え込んでしまう傾向にあるので、早めに問題点を先輩に相談できるようにならないといけないと考えています…。
あと、疾患やケアの勉強も追いついていません…。
で?もっとほかには?
ダメなとこ、もっといっぱいあるでしょ。
あなたがダメなところってそんもんじゃなくない?
カンファレンスルームに連れ込まれてから何時間も、自分がいかにダメな人間なのか、落ちこぼれなのかを言わされ続けました。
そうやってずっと言い続けているうちに、自分が本当にダメでどうしようもないクズのように思えたのです。
泣きながら自分を責める新人看護師3名を見てプリセプターは満足したらしく、数時間後に解放されて飴玉をくれました。
同期が「先輩、めっちゃいい人…飴をくれたよ…」と虚ろな目をしているのを見て、なんとも言えない危機感を覚えました。
いい人はこんなことしないから…
飴あげればいいって考えてるなんて、むしろサイコパスみを感じるよ
自宅までの帰宅途中、コンビニの駐車場に車を停めて、狂ったように泣きました。
「もうこれ以上続けるのは無理だ、心が折れてしまう」と本気で感じたのです。
いじめから2週間後に体調不良で退職を希望
入職から2週間経つと、ストレスでろくに食事を摂れないため4㎏も体重が落ちました。
元々細身だったせいで、身体はすっかりガリガリに痩せこけていました。
嘔吐や血便も繰り返しており、明らかに身体がSOSを訴えていたのです。
そこで、我慢の限界に達した筆者は、出勤早々「もう今日で病院を辞めます」と看護師長に直訴しました。
家が遠くて毎日出勤するのが負担です。
体調も良くなくて…
(退職理由なんてもうどうでもいいや)
そんなの理由にならないわよ!
分かったうえで入職したんでしょ!
分かったうえで入職しても、実際は大変だったのでもう辞めたいです。
GW明けからはもう出勤しません。
すると師長は、「どこの病棟からも来てほしいと言われていた期待の新人をせっかく獲得できたのに」「あなたが来てくれたことでうちの病棟がどれだけ評価されたことか」などと言い始めました。
この時筆者は、自分が思っている以上に評価されて入職していたことを知ったのです。
退職は認められないとのことで、副看護局長2名との面談を受けることになりました。
副看護局長の勧めで部署異動へ
このままでは退職させてもらえないことに焦りを感じた筆者は、副看護局長との面談で、実際に起きたことをありのままに話しました。
すると、副看護局長が涙を流しながら「大変だったね、頑張ったね」「気づいてあげられなくてごめんね」と言ってくれたのです。
筆者もたまらず、こらえてきた感情がこみ上げて、大人気なく泣いてしまいました。
看護師として入職してから、初めてかけてもらえた優しい言葉だと感じ、心から安心したのです。
そして副看護局長の勧めで、翌日から部署異動ができることになりました。
今後も退職する可能性を考慮して、「循環器内科・脳神経内科の混合病棟」もしくは「脳神経外科」への異動希望を出しました。
短期間で介助や看護技術をありったけ学べる病棟を選んだよ!
高齢者看護のスキル・知識は凡庸性が高いからね。
意気揚々と部署異動を取り付けて病棟に帰ったところ、元プリセプターが心配してくれました。
元プリセプターは外部の病院を退職したい経験があるからこそ、1日中面談をしていたのはどういうことなのか、おおよそ見当がついていたのでしょう。
しかし、副看護局長から「トラブルを避けるために部署異動の件は言わないように」と言われていたので、「大丈夫です」で貫き通しました。
一方、プリセプターは狂ったように怒り出しました。
何も報告を聞いていないんだけど!
今日一日何をしていたわけ⁉
師長や副看護局長と面談をしていました。
は?嘘でしょ!
一日中面談してるなんておかしいよ!
そんなこと、あり得ないから!
私が嘘をついているか、師長や副看護局長に確認していいですよ。
何度も言ってくるしつこさに嫌気がさした筆者は、最終的に「あぁ、ハイハイ!どうも、すいませんでしたあああああ!これでいいですか⁉」とプリセプターに怒鳴り返しました。
正直なところ、言いたいことは山ほどありました。
これまでの指導内容が理不尽なこと。
私は嘘つきではないこと。
そして、決してダメな人間ではないこと。
しかし、それら全てを伝えられるほどの気力はもうなく、最後の一言に思いのたけをぶつけたのです。
2週間耐えた自分の気持ちにケリをつけられたので、スッキリとその日を終わらせることができました。
異動先でもいじめを受けて転職することとなりましたが、スキルを積んでからの転職だったのでスムーズでした!
部署異動後に筆者を待ち受けてた新たな試練は、「新人看護師が適応障害で退職した体験談!おすすめの対処法や働き方とは」で紹介しているので、ぜひ読んでみてください!
先輩看護師にいじめられた時の効果的な対処法
プリセプターや先輩看護師によるいじめ・嫌がらせに悩む新人看護師は少なくありません。
そこで、ここではいじめを受けた際の効果的な対処法について詳しくご紹介していきます。
いじめや嫌がらせに悩んでいる方は参考にしてみましょう!
スキルアップして職場に馴染む
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
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具体的な方法 |
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メリット |
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デメリット |
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人手不足で多忙さゆえに、新人看護師への指導が行き過ぎている場合、スキルアップがおすすめです!
スキルアップすることで先輩看護師に受け入れてもらいやすくなります。
しかし、「時間がなくてこれ以上勉強時間を確保できない」と悩んでいる新人看護師は多いでしょう。
そこで、新人看護師を対象としたコンテンツが充実しているオンラインセミナーの「ナースタディ」がおすすめです!
ナースタディは、月額980円で300件以上の動画を好きなだけ視聴することができます。
コンテンツの内容は解剖生理学や疾患ごとの看護など、幅広いのが特徴的です!
動画1回につき30分程度なので、休憩時間や入浴中など、スキマ時間で学習を進められます。
同期の新人看護師に差をつけてスキルアップしたい方にぴったりのサービスです。
\月額980円!看護師向けオンラインセミナー/
気軽に受講できるオンラインセミナーを探している方は、ぜひナースタディに登録してみましょう!
心身のコンディションが整うまで休職する
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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具体的な方法 |
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メリット |
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デメリット |
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「仕事を続けるのは難しい」「心身の不調を抱えていて辛い」と言う場合、まずは休職を視野に入れてみましょう!
心身の不調を抱えたままでは、物事をネガティブに捉えがちです。
しかし、休職することで心身のコンディションが整い、今後の働き方やキャリアパスに関して考え方が変わる可能性があります。
医師の診断書を提出すれば傷病手当を受給できるので、経済的なダメージも少なく済むでしょう。
注意しなければならないのは、「いじめや嫌がらせに関する根本的な問題が解決するわけではない」ということです。
復職後、再度同じ目に遭うリスクもゼロではありません。
まずは休職して心身の不調を整え、冷静に今後の身の振り方を考えてみるのがおすすめです!
今の職場から離れたいなら部署異動を希望する
おすすめ度 | ★★★★☆ |
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具体的な方法 |
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メリット |
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デメリット |
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「病院を退職すると奨学金を返済しなければならない」「転職はハードルが高い」と悩んでいる方には、部署異動がおすすめです!
待遇面は変わらないまま、勤めている部署から離れられるので、手軽に人間関係の悩みを解決できる方法と言えます。
しかし、病院の体制自体に問題があり、新人看護師へのいじめが当たり前となっている場合は要注意です。
新しい部署に異動しても、同じようにいじめや嫌がらせを受ける可能性があるでしょう。
いじめ問題が解決しなければ転職する
おすすめ度 | ★★★★★ |
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具体的な方法 |
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メリット |
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デメリット |
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休職や部署異動をしても問題の解決が難しい方は、転職を検討してみましょう!
今の職場での人間関係を全て断ち切り、新しい環境でスタートできるのが魅力的です。
また、より待遇の良い職場に転職すれば、奨学金の返済による金銭的な負担をカバーできます。
実際、私も退職後に奨学金を返還したけれど、給料がUPしたので問題なかったよ!
新人看護師が転職に成功したエピソードについて知りたい方は、過去記事の「入職1年目で2回転職を経験!~新人看護師が好条件で転職する秘訣~」でご紹介しているので参考にしてください!
\新人看護師が2回転職した体験談/
好条件で転職したい方はCHECK!
また、より好条件で転職したい方におすすめなのは「転職サイトの利用」です!
転職サイトなら、担当のアドバイザーが転職先探しから入職までサポートしてくれます。
初めて転職する新人看護師でも、安心して転職を進められるでしょう。
筆者は実際に、レバウェル看護(旧:看護のお仕事)を利用して転職に成功しています。
おすすめの転職サイトは「おすすめ!人気の看護師転職サイト9選!評判や実績を比較」で確認してみてください!
看護師を辞める必要はない
中には「看護師として働くことに自信が持てない」「またいじめられるかもしれないと思ったら怖くて看護師を続けられない」と考える方もいるかもしれません。
しかし、今の職場が合わないからといって、看護師として働くこと自体が向いていないとは限らないでしょう。
「思いきって他の職場で働き始めたら、すんなり馴染めた」という新人看護師は多いものです。
ただ、どうしても看護師として勤務することに抵抗を感じる場合、看護師免許を活かしながら他の職業に就くことができます。
近年では在宅勤務が可能な「看護師ライター」としての働き方が注目を集めています。
人間関係に不安を感じている方は、看護師ライターを始めとした在宅勤務を視野に入れてみましょう。
実際に看護師ライターとして働き始めた筆者の初月の収入は、過去記事の「看護師ライター初月の収入公開~初心者でもがっつり稼げる秘訣~」で紹介しているので、参考にしてみてください!
\人間関係によるストレスゼロ!/
看護師の資格を活かして在宅で働いてみよう!
基本的にいじめの問題を解決するのは難しい
いじめを受けている新人看護師は、「人間性やスキルに問題があるせいだ」と自分を責めてしまうケースが少なくありません。
しかし、「教えてもらう立場」にある新人看護師は、プリセプターや先輩看護師にひどい扱いをされても、抵抗することができないのです。
抵抗できないと分かっている弱い相手に対して、一方的ないじめをする先輩看護師こそ、卑怯者であると言えるでしょう。
また、厚生労働省の「令和元年度個別労働紛争解決制度の施行状況」によると、民事上の個別労働紛争相談件数について以下のように報告しています。
民事上の個別労働紛争相談の全体数 | 279,210件 |
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いじめ・嫌がらせ | 85,570件 |
自己都合退職 | 40,081件 |
解雇 | 34,561件 |
労働紛争問題解決制度とは、労働者と事業主の間に労働条件や職場環境といったトラブルを未然に防ぎ、早期に解決を目指すための制度です。
「総合労働相談」、労働局長による「助言・指導」、紛争調整委員会による「あっせん」による3つの方法があり、いずれの方法でも、「いじめ・嫌がらせ」の件数がトップとなっています。
いじめや嫌がらせの問題は看護師以外の職場でも、公的機関への申請・申し出が必要なほど解決の難しい問題なのです。
いじめで悩む新人看護師におすすめの職場
看護師特有の上下関係によるトラブルで悩んでいる方は、看護師以外のスタッフが多く働いている職場がおすすめです!
- 有料老人ホームや特別養護老人ホームなど介護施設
- 訪問看護ステーション
- 慢性期の病院
介護施設では、介護スタッフやリハビリスタッフが多く在籍しており、配置されている看護師の人数は多くありません。
比較的看護師の年齢層も高いため、新人看護師を可愛がってくれるケースもあるでしょう。
特に男性の介護スタッフが多い職場は、女性のみの職場よりも風通しが良い場合が多いです。
介護スタッフの方は明るくて、優しい方ばかりなので一緒に働きやすいですよ!
また、訪問看護ステーションなら一人で行動しますし、慢性期の病院は介護スタッフや看護助手など他のスタッフが働いています。
人手不足で多忙な病院とは異なり、気持ちに余裕をもって働きやすいでしょう。
ただし、新人看護師はスキルや知識が不足しがちなので、教育・指導体制が充実している職場を選ぶことも大切です!
看護師のいじめから自分を守ろう!
臨床経験の浅い新人看護師は、プリセプターや先輩看護師からいじめのターゲットにされるケースは少なくありません。
しかし、スキルアップや部署異動、転職といった対処法によって、人間関係のトラブルを解決できる可能性があります。
特に、看護職員が少ない介護施設や、密なコミュニケーションを求められにくい訪問看護ステーションなどは、いじめが起こりにくい職場としておすすめです!
自分に合った職場をどうやって見つけたらいいのか分からない場合、レバウェル看護(旧:看護のお仕事)を始めとした転職サイトの利用も検討してみましょう。
また、看護師の資格を活かしながら働ける職種として、看護師ライターへのも選択肢に入れてみて下さい!
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