看護師がマタハラで退職した事例!適切な対策と対処方法

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マダム嫁子
マダム嫁子
こんにちは! 12歳長男、3歳双子、2歳年子末娘のワンオペ4人育児に日々奮闘する看護師ママのマダム嫁子です!

「マタハラを受けているけれど、他の看護師はどうしてるの?」と疑問に感じている方は多いです。

ここでは、マタハラの定義や原因、実際にマタハラを経験した看護師の体験談などを詳しくご紹介していきます。

この記事を最後まで読み終えていただければ、マタハラを受けた際の適切な対策と対処法が分かります。

マタハラにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください!  

 

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マタハラとは

マタハラとは、「マタニティ―ハラスメント」のこと。

企業などで働く女性が、妊娠・出産を理由に解雇や雇い止めをされるなど、職場で受ける精神的・肉体的なハラスメントを指します。

マタハラの代表的な内容をチェックしてみましょう!

  • 「産休・育休は認めない」と言われる
  • 妊娠を報告したら、パート降格や退職を迫られる
  • 切迫流産で入院したら解雇される
  • 妊娠を伝えたところ、契約更新を拒否される

女性側からの要望があれば、出産前日まで働くことは可能ですが、原則産前6週間前・産後6週間は、休業させる必要があります。

産後7・8週の復帰は、医師の承認がなければなりません。

また、育児休暇についても、申請があれば休業を認める必要があります。

マタニティハラスメントは男女雇用機会均等法及び育児・介護休業法で禁止されているため、妊娠・出産を理由とした解雇や不利益な降格などは法律に違反します。

しかし、マタハラが横行しているのが現状です。  

 

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マタハラが起こる原因

マタハラは、働く女性が妊娠を断念するきっかけにもつながります。

女性が多い看護師にとって、マタハラは自分にも起こり得る可能性が高いハラスメントです。

そこで、マタハラが起こる原因を確認してみましょう!

  • 妊娠・出産・育児への理解不足
  • 産休・育休などの取得による周囲への労働負担
  • 職場側に産休・育休などに対応できる環境・仕組みが整っていない

マタハラが起こる要因は、妊婦の看護師に問題があるわけではありません。

マタハラを行うスタッフや職場環境といった複合的な問題によって起こるとされています。

「妊娠した自分のせいだ」「周りに迷惑をかけている」など、ネガティブな思考に陥らないように注意しましょう。  

 

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ハラスメントを経験した看護師の割合

実際に、どのくらいの割合いの看護師がマタハラを受けているのか、気になるところです。

そこで、ハラスメントに関する統計データをご紹介します!

メディカルサポネットによると、マタニティハラスメントに限らず、ハラスメントそのものを受けたことがある看護師の割合は次の通りです。

回答内容 割合
受けたことがある 57.9%
他の職員が受けているのを見たことがある 18.4%
受けたことがない 19.3%

引用:メディカルサポネット

自分が実際に受けたり、周囲が受けているのを目撃したりと、ハラスメントを経験した看護師の割合は73.7%。

パワハラが圧倒的に多く、次いでセクハラ、マタハラを訴える内容が寄せられたそうです。  

 

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実際にマタハラで退職した体験談

マタハラは、妊娠中の女性にとって心身の負担が大きく、妊娠の経過にも影響する可能性がある重大な問題です。

そこで、マタハラを受けた際の体験談をご紹介します!

マタハラでお悩みの看護師は、ぜひ参考にしてみてください。  

 

妊娠報告→給与カット・退職・パート降格を強要

デイサービスに務めていた私は、双子の妊娠が発覚してすぐ、職場に妊娠報告をしました。

介助度の高い利用者の対応を外してもらうため、安定期は待ちませんでした。

すると、女性の施設長から「今後の相談をしたい」と面談を持ちかけられることに。

面談の内容は、マタハラのテンプレが満載でした。

 

私は、今後の育休・産休などを考慮して、一時的に給与が下がっても、時短勤務の正社員のままでいることを選びました。

しかし、施設長にとって、最も面白くない選択だったようです。

壮絶なマタハラの日々が始まることとなりました。

  • 毎日「あなたのせいでみんな迷惑している」など罵詈雑言を浴びせかけてくる
  • 「妊婦で楽をしているんだから休まないで動け」と休憩させてもらえない

施設長は「私は以前、娘を妊娠した時は退職した!」と鼻息荒く語るも、彼女は未婚のシングルマザー。

妊娠を理由に退職し、無職になるなどあり得ない話だったので、おそらく私を退職に追い込むための嘘でしょう。  

 

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マタハラの対策:スマホを持ち歩いて単独行動はしない

何をどう言われても、私は毅然とした対応を取り続けました。

実際に録音はしていませんでしたが、手元には常にスマホをスタンバイ。

いつでも録音ができるように備えました。

その職場で唯一救いだったのは、マタハラをしてくるのが施設長や経営者側のみで、現場のスタッフや利用者様がみんな優しかったことです。

できるだけ他のスタッフや利用者様と一緒にいるように心がけ、一人は避けました。

まさかとは思いましたが、妊婦相手にハラスメントをしでかすような人間の精神状態は、まともではありません。

何をされるか分からないのというのは、とてつもない恐怖です。

利用者様の多くが認知症でしたが、私がマタハラを受けていることに気づいてくれていたので、さりげなく私をそばに置き、施設長から遠ざけてくれました。

ちなみに経営者側には、セクハラを受けました。  

マダム嫁子
マダム嫁子

ほんと、どうしようもない職場だよね…。

 

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マタハラの対処法:労働基準監督署への相談

いくら時短勤務とはいえ、15万円の給与カットや暴言などに納得がいかなかった私は、労働基準監督署を訪れました。

そこで、現在受けているハラスメントの内容を申告し、どういった対応をしてもらえるのか確認することに。

しかし、その内容は驚くべきものでした。

  • 給与カットや暴言の内容はマタハラに相当するが、労働基準監督署に強制力はないため、注意喚起しかできない
  • 給与カットに関しては、妊娠をきっかけにするものでなく、日頃の業務態度や企業の業務成績の不順によるものと言われてしまえば対応のしようがない
  • 企業側は注意を受けても無視できる
  • 強制力のある権限を求める場合、実費で民事訴訟を起こす必要がある

つまり、「労働基準監督署ではハラスメントを解決できないので、必要に応じて民事裁判を起こしてほしい」という内容でした。

マダム嫁子
マダム嫁子

労基に相談しても無駄だということが分かりました。

体調が不安定になりがちな妊娠初期の女性が、マタハラの証拠をかき集めて民事裁判を起こすなんて、まず難しいのであきらめる羽目に。

結局、マタハラのストレスで不正出血を起こしてしまい、医師が母性連絡カードを書いてくれて傷病手当を受給することになりました。

産婦人科医や助産師が、「休む書類ならいくらでも書いてあげるから、マタハラをするような職場には行かせられない」とのことでした。  

 

病気休暇・産休・育休中のマタハラ

休職中、職場の経営者から何度も電話がかかってきました。

その内容は、復帰を促すものでした。

  • 「多胎妊娠でも希望すれば出産前日まで働ける」
  • 「他の女性スタッフはギリギリまで働きたいと言っている」
  • 「あなたのせいで社労士にお金を払わなければならず無駄な出費が増えた」
  • 「復帰できないなら自分で産休・育休の手続きをしてほしい」

職場側に負担が増えたことについて責められ、私に尻ぬぐいをしろという、脅しのような言葉を投げかけられました。

マダム嫁子
マダム嫁子
ハイリスク妊娠であるMD双胎(一卵性双生児)であることも伝えましたが、根性論しか返ってこず…。

夫が事務職で書類作成に関する知識が豊富なため、「産休・育休に関する書類作成はこちらでも行えるので構わない」と伝えたところ、手続き関係について責められなくなりました。

脅し文句で私が困り、出勤するのを待っているのだということがすごくよく分かりました。  

 

マタハラを良しとした職場の行く末

私がマタハラを受けたことにより、職場側への不信感を募らせた現場のスタッフはまさかの全員退職。

「妊婦という弱い立場の女性を守らない職場では働きたくない」と、一斉に退職したそうです。

そして、女性施設長は新しく入職してきたスタッフによって、懲戒処分に追い込まれ、精神的に耐えきれずに自主退職。

現在、職場はスタッフが定着しないため、常に人手不足に悩まされており、派遣の職員でなんとかつないでいると、転職サイトの方からこっそり情報をいただきました。

その後、産休・育休中、復帰に向けて私は職場と複数回面談を繰り返しましたが、結局これ以上理解を得るのは難しいと判断したため、退職を選びました。

現在はフリーランスの看護師ライターとして活動しており、ハラスメントとは無縁の生活を送っています。

 

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マタハラを受けた看護師のリアルな本音

マタハラを受けて、実際に感じたのは、「必要であれば休職もやむなし」ということです。

パワハラやセクハラも倫理的に言語道断ですが、マタハラは生命に直結するハラスメント。

人々の健康を支え、命を守る看護師や介護士によるマタハラは、許されざる行為ともいえます。

自分自身やお腹の赤ちゃんを守るために、必要とあらば休職の道を選びましょう。

マダム嫁子
マダム嫁子

命は尊いもの。

赤ちゃんだけでなく、ママの心身の健康も大切なものだよ!

産休・育休取得中は、復帰に向けた話し合いを続けながら、転職も視野に入れるのがおすすめ。

マタハラが横行している職場では、育児中のママ看護師への理解はまず得られないと考えるのが妥当です。

もしも退職を希望した際に引き止めに遭い、なかなか退職させてもらえない場合、退職代行サービスや弁護士事務所の利用も検討してみましょう。

 

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妊娠や出産をきっかけに転職する場合、妊娠・出産・育児に理解のある職場を自力で探すのは簡単ではありません。

おすすめの転職方法は、転職サイトの利用です。

転職サイトでは、これまでに多くの看護師のライフスタイルやキャリアプランに合う、転職をサポートしてきた実績があります。

育児中のママ看護師でも働きやすい職場選びについての知識も豊富なので、まずは登録して相談してみると良いでしょう。  

 

\おすすめの転職サイト一覧/

404 NOT FOUND | 看護師ライター・マダム嫁子の部屋

 

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妊娠を優先して働こう

女性にとって、妊娠は嬉しい出来事です。

しかし、働いている職場や同僚にとって、必ずしも嬉しい報告とは限りません。

妊娠中のママ看護師は、自分自身やお腹に赤ちゃんの健康を第一に考えて行動しましょう。

必要に応じて休職や転職を検討することも大切です。

転職を検討したい方は、転職サイトの利用を検討してみてください。

転職サイトでは、妊娠・出産・育児に悩む看護師の転職サポートの経験が豊富なので、看護師1人1人の希望に沿った転職を実現させます。

出産後もやりがいをもって仕事に取り組めるように、妊娠・出産・育児に理解のある職場を選んで働きましょう。

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